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Vespa 125 ET3 Primavera
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フェンダーをエアブラシで(2003.7/21)


フロントフェンダーにある左右のキズを直そうと思いつつも、なかなかその気になれない。だいいち、ボクは塗装のプロじゃないし、色合わせなどできっこない。よって、おっくうになる。なにか違うことをイジってゴマかしてきたが、良く考えれば数日後には灼熱の季節がやって来る。

50sのギアオイルを交換したついでに、一大決心。塗るのは50sでも行った「エアブラシ」を使う。まだ一般的ではないと思う。本来は画材用の道具。身近な作品では、タミヤ模型のパッケージがエアブラシで描いたものだ。コンプレッサーでエアを供給して吹きつける小型のガンと思ってもらいたい。模型作りで愛用していた。

エアブラシの利点は、なんと言っても小さな面積を塗ることができる点。ボクが使用しているタイプで口径0.3mmと極細のノズルのため、エア圧を絞るとエンピツ位の細さで吹きつけが可能。これでタッチペイントをしてみる。

たしかにドパッと噴出する缶スプレーと違って、エアブラシはキレイに仕上がる。問題は色合わせと、元色との境をいかに目立たなくするか・・・
これにかかっている。「どうせ合いっこない・・・」との妥協も必要だろう。


キズはこちら側に四箇所。ヘコんではいないが、塗装がハガれ、前オーナーがタッチペイントしたらしい。1番良く目立つところだ。ベスパはどーしてもブツけてしまうベスト。
反対側はもっとすごくて、筆でベタ塗りしてみたが色がまったく合っていなかった。モロに目立つ。やらなければ良かった。
2個あるうちの一つが引き金タイプのエアブラシ。オリンポス製の「ピースコン」。カップ容量は15ccで、30cm程度の1/12モデルカー位はオールペンが可能だ。ボクはソリッドカラー専用にしているが(メタリック系は粒子が掃除しきれないから専用が必要))、同タイプは現在、えらい高価で驚く。

右隅のダイヤルを回すことによって口径が絞れ、最細なラインを吹きつけることができる。
エアの供給は小型のコンプレッサーで行う。エアの減圧レギュレターは、いいかげんなのでエア調整はエアブラシの引き金がたより。
えらそうなことを書きますが、経験を積んでいないとこれがままにならない部分になると思う。
凸凹を拾うために、まずサーフェサーを吹く。後に#1500のペーパーを当てる。この程度の少ない面積を塗れる点が、最大のメリット。デメリットはエアブラシ本体の掃除が面倒くさいこと。
問題の調合色は、トヨタの「スーパーホワイトU」に数滴づつ黒を落として濃度を調べる。テスト吹きはスペアのカバーで行う。
ノズルを絞り、ノーマスキングで吹きつける。元色との境は、カップ内の塗料を一旦捨てた後(洗わずに)、シンナーを注いで周辺に吹きつけ、ボカシを入れる
ほんの少し調合色が明るすぎた感がある。ほとんど目立たなくなった。
筆塗りではこうはできないはずだ。やっと宿題が終わった感じ。

・・・路上デビューはいつになることやら。
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