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Vespa 125 ET3 Primavera
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テールライトのスモール化−1(2003.9/4)


2週間立て続けてベスパで奥多摩へ行ってくる。肌が真っ赤に日焼けした1週間後は、もう初秋の風・・・。季節の分かれ目は、絶対にクルマでは感じられないですね。


どうも気になってしょうがないのが、前にも書いたバカでかいテールライト。「オリジナル」だから許せるものの、なんとか小型テールに交換したい(しつこく)と思っている。手元にあるタイプは、50sと同じダルマテール。レンズはヒビ割れて使用不可だ。ボディフレームは充分使える。

このダルマテールは、「カッコ悪い〜!」そうだ。「リプロだから・・・」がその理由。「リプロ(Reproduction」とは、日本語訳で「再生産品」。欠品になったパーツを需要によってメーカーが再生産を行うことを示す。ET−3以前のスモール系ボディはダルマ型のテールライトが標準で着いていた。

「リプロ」なら、現行のデカイヤツに変わるまで同じ物が着いていても良さそうだが、そんなベスパは見たことがない。「リプロ」とは、どうも「純正品外=社外品」のことを表し、よって「複製品=レプリカ」を呼ぶ名称みたいになっているようだ。単語訳間違いではなかろうか。

これはこれとして、「本物」ではない「リプロだから、カッコ悪い〜!」のだろう。ボクはあまりこのことに関しては無沈着。「本物」のダルマテールは、ヘッドライト等の純正メーカーである「Siem 製」で、レンズのリフレクター(反射板)に「フレーム」がある。別パーツでできている。ボディフレームはアルミダイキャスト製。ママチャリが楽に買えるほど高価で取引されているとか。

一方、50sに装着してある(購入時から着いていた)「リプロ品」は、リフレクターが本体レンズと一体でできており、リフレクターの「フレーム」は省略され、ボディフレームもプラ製(メッキ)にコストダウンしてある。生産メーカーは、「BOSATTA BRESCIA(たぶんこれだと思う)」。価格は比較的に安価で入手できる。

ウチの50sはボディフレームのメッキが怪しかったため、ボディカラーにペイントした。リフレクターのフレームがないだけで、どー見ても「本物」と同一製品に見える。だから気にもとめなかった。ところがひょんなことから、「本物」のレンズのみ入手。比較する。細部がかなり異なっていることが判明した。



左が「リプロ品」・右がリフレクターが別パーツのSiem 製の「本物」。一見、同じにように見えてもレンズカットがまった
く違う。下段のレンズ面は、「本物」のほうがやや大きく、微妙にカーブが異なる。色のトーンも差がある。あくまでも比
較した話・・・。まるで双子。見た印象はいっしょ。


たやすく入手できたわけはここ。ヒビが走っている。哀しい・・・
「リプロ」のほうのボディに合わせてみる。レンズの形状がやや異なるために、レンズの一部をカットする必要があるがトレードは可能だ。
ところがベースパッキンが縮んでおり、ボディフレームとうまく合わない。熱湯作戦でもダメだった。新規購入か?

目の玉が飛び出る値段の「本物」を購入する冷静さを失っていないし、だいいち資金もない。かと言って、「リプロ」を取り付けようとは思わない。多少のヒビはヤレとして見ないことにしよう。ケチなボクは欠品の「リフレクター」を、リプロから切り取りトレードすることを思いついた。「本物」を活かしてみよう。

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