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Vespa 125 ET3 Primavera
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プラグコードの交換?(2003.11/22)


そもそも・・・、プラグコードを交換しようと考えた。


プラグコード自体に余裕がない。キツキツ・・・。キャップの取り外しが不安。プラグ交換のたびに取れちゃったのではシャレにならない恐怖だ。

シリコン製のプラグコードを購入。これに交換するつもりでいた。ん、安価で確実なチューンが可能。一石二鳥・・・と、最初は思った。手元に来てからしみじみと眺めて判明。「なんか、違うなぁ・・・」。銅芯線の構造が違っていそう。

純正もウルトラ製も細い銅芯線を錬ったタイプ。切り売りで購入してきた「TAYLOR製」は、さらに細い芯線をスプリング状に巻いたプラグコード。まるっきり異なるではないか。コードに種類があるんだぁ・・・。コレが的中。


芯線は螺旋状のワイヤー。プラグキャップに、はたしてネジ込めるのか? まずこれが心配。


良く調べずに購入してしまったが、プラグコードは特にコンピュータ制御が一般的になっている現在のクルマでは、発火パルスがノイズ源となり、コンピュータに影響が出る。したがって、ノイズを抑制する構造になっているらしい。意図的に抵抗を持たせるわけだ。何かのカー雑誌で読んだ。

ウルトラ製プラグコードは両端の接続キャップ(コネクター)に抵抗を持たせている。プラグコードが長ければ長いほど、抵抗が増す。ウルトラはコード自体に抵抗が少ないので、各気筒コードの長さが異なっても抵抗値に変化が生まれない。強力な平均したスパークを飛ばせるのが売り。

購入してきた「TAYLOR製」のプラグコードは、コード自体に抵抗を持たせていたのだ。Webで検索して判明。うーん、これはウカツ・・・。まるで抵抗付きプラグを装着したのと同じことになる。エネルギーの損失がでる。

「スパイラル・コンダクタ」というタイプなのだそうだ。コード自体に抵抗があるから、両端のキャップに抵抗器が不要。低価格で現在は一般に普及しているらしい。早速、抵抗値を測ってみる。



まずは純正。少ない抵抗で優秀だった。ちなみにウルトラ製は、0.1Ω。純正に問題があるのが皮膜のほう。ゴムというよりプラスチック!(また書いた)
なんと「TAYLOR製」は、1.079kΩもある。


ノイズ防止コネクターなんてシャレた物が付いていないベスパで、6Vを最大級に使いたいのに、この抵抗値差は電気オンチでも無視できない感じがする。きっとウンチクがあるのだろうのが・・・

わざわざ抵抗が多いコードに交換するのもバカらしくなってきた。シリコンプラグコードへの交換は、無駄骨だったような・・・

                                                    ●●●

※使用したテスターは「SANWA製のポケットテスター」。錆取り雑誌「オールドタイマー誌」に紹介されていたので購入。AC/DC電圧・導通テスト・抵抗値にダイオードの良否まで計測できる。

優秀なのは導通テストの際、ビープ音で通知してくれる点で、いちいちテスター表示を見ないですむのが大いに助かる。1度でも暗闇で使った方はうなずく。もう一つ、優秀なのがある。切り替えダイヤルをOFFの位置にしないとケースが閉まらない仕組みになっていること。パワー電源の消し忘れがないのだ。こんなグッドアイデアな配慮がすごく嬉しい。5年以上は使用していても電池はまだある。

テスターを探している人に、イチ押しの逸品だと思う。

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