ベスピーノを探せ!
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Vespa 125 ET3 Primavera
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正丸ラブソディ (2004.4/11)


「ん?・・・あれれ・・・」
「こういうカタチのベスパは興味ないんじゃないの・・・?」

Rallyの友人が言った。帰り道のことだった。軽いワイディングを70km/h前後 気持ち良く走っている時、ミラーに映るのがベスパだとはすぐわかった。ボクのET3に友人のRally・・・、そしてそのベスパと3台走行をしばらくの間続ける。

こんな山奥でベスパと遭遇するのは極めすぎるほどマレに等しい。「ベスパ話でも聞こうか・・・・」、とか考えていたところ、タイミング良く信号にさしかかる。ニュートラルに入れ、そのベスパのほうを振り向こうとしたとたん、どういうわけか猛烈な加速でボクらを追い抜いて消え去ってしまったのだ。しかも左から。

人畜無害な友人とボクはあっけにとられた。顔を見合わせて笑ちゃうしかなかった。こちらでは受けない「吉本」を観てる気分になった。たしかに、PXとボクらのベスパは時代が異なる。しかし、血筋は流れているだろう。片手ぐらい挙げても良さそうではないか? 

最近、なんだかこういう事が稀薄な感じがする。ロード(自転車)に乗っていた時、必ず会釈するのがスレ違うサイクリストのマナーなのだ。だからと言って、愛好家が多い2輪ライダーにそれを求めるのはかえっておかしいかも知れない。

ボクらが奥多摩へ行った帰り道にスレ違ったベスパの女性は笑顔で手を振ってくれた。同じベスパオーナー同志なら、せめてそのぐらいの「交流」は欲しいものだとしみじみ思うのだ。・・・いかん、いかん、グチはこれで2回目。



絶好のシーズンに文中によく登場する「正丸峠駅」まで謎の友人を誘って行ってくる。何に乗ってくるのかな? 真紅のRallyが待機。9時に待ち合わせ。午前中でUターンする魂胆だ(奥さんへのゴマ摺りの口実に・・・)。

コバルトブルーのお天気に今日は交通量が多かった。それよりも冬眠から目覚めたライダーたちが目立つ。


ELECTROラインの2台。おじさんライダーはすぐピットイン。
オシリに魅せられて・・・
Uターン場所は「正丸峠駅」。ライダーにサイクリスト、登山者たちがたくさん集う。

ほんとうにいい季節がやってきた。花の季節でもあることも実感。山の間にたくさんの山桜が咲いている。風が柔らか。路面状況もGOOD・・・

素晴らしいシチュエーションの中をベスパで走るのは至福タイム以外にない。1粒で2度おいしい1日だった。あのコトを除いて・・・


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