ベスピーノを探せ!
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Vespa 125 ET3 Primavera
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衣替えの色で迷う (2004.10/4)


結局はオールペンとなった。「色決め」にKANEBAN さんへ行ってくる。ほんとうにこのようになるとは夢にも思わず、ベスパを塗り替えることなど考えたことすらなかった。

嫁に出した娘を心配して訪ねた親だ。これは。

はて、現実となると何色にするかで多いに迷う。ボクはただ漠然と「赤」が好きだ。フェラーリもアルファも真っ赤なコスチュームを身にまとっている。だからと言うわけではないが、クルマは絶対に「赤」だと思う。自分のクルマもこの色を迷わず選んだ。

「赤」が好きだ・・・と書いておきながら、一方ではライトな中間色も良いと思う。’50年代のアメ車はなんとも形容しにくい薄いブルーグレイが目が覚めるように美しい色と感じる。

ビビットな「赤」を差し置いて、真っ先にこの色にしようと思ったのだ。と書いても読者の方はわからん? ルノーキャトルの薄い薄いブルー・・・、日産フィガロの淡いブルーグレイと書けばイメージがつかめるだろうか?

この色に塗られているミニチュアカーでイメージを膨らませてみた。ところがどうしても沸いてこない。自分が凡人だったことに気づいた。雑誌等で同じ色のベスパを見つけることができれば良いが、そう上手い具合にいかない。

謎の友人からは「色はいいけれど飽きるんじゃないの・・・!?」と言われ、さらに「売ることを考えたら純正色!」とダメ押し的に突っ込まれると、「そうかなぁ・・・」そんな気もしてくる。KANEBAN さんは色見本で決めてもOKだと言う。これはカンベンして欲しい。

赤に塗るつもりが色見本を見たとたん、急激に青となったりする。今まで圏外な色に決めちゃったりする。優柔不断なボクには選べそうもないと思う。

そうこうして迷っている時、KANEBAN さんから色だけは最初に決めて欲しいとの電話。謎の友人と急いで走らせた。

そもそも、いくら気にいった色があったとしても実際に塗ってみないとわからない。ラージに似合い、スモールに似合わない場合もある。特にライトな中間色は、もうちょい明るいほうがいいかな・・・? と、塗り終わって手元に来てからでは修正がきかない。リスクが大きいと思うのだ。

迷いながら向かった・・・と言っても心にちゃんと決めていた。50sはアイボリーホワイトだから、まったく異なる色に決定する。


奥のロッソに塗られた50sはボクのET3より被害度が大きい。わざわざイメージを膨らませるために引っ張りだしてくれた。
塗装ブースではフェンダーライトの作業が続いている。
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