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Vespa 125 ET3 Primavera
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ブレーキ鳴き対策 (2005.2/11)

工場ラインから出た新車を長期間ストックしておくと、条件によりリアブレーキがロックしてしまう・・・そうだ。そんなことはウソだろう、と笑っていたある日、週末さえも乗らないことが多いボクのクルマが一ヶ月でフルロックした。

リアブレーキのドラムカバー内がサビて、シューと張り付きを起す。錆は恐ろしくてあなどれない。サイドブレーキはあれから絶対にかけないで駐車する癖がついた。

そこでふと考える。ブレーキドラムカバーとシューとのクリアランス。髪の毛1本程度しかないと思う。大げさに感じるが、コンマ幾つの世界ではなかろうか?

ET3をジャッキアップし、タイヤを手で回してみる。どこかでシューがコスれている音がする。軽く回すと、ある一部分で必ず停止。多少のデコボコがシュー表面にあるのだろう。髪の毛ほどのクリアランスは、サバをよんだ話しではないとうなずける。

お正月にバラした際、コスれは確認していた。簡単にペーパーを当てただけで組んだしまった。もっと真面目に行うべきだった。平和は長くは続かない。踏むたびにキーキー音が発生。さすがにいくらなんでも鳴り過ぎの段階まで到達したようす。

ベスパだ。必要以上に周りより注目されていると錯覚している心にカッコ悪い。まるで整備不良車のよう。ブレーキングの度にキーキー音を発するクルマやバイクに最近はお目にかかっていない。気分的にイマイチ。

星型のドラムカバーを外してみる。マフラーがとても邪魔になる。この作業は非常におっくう。

今までのジャッキではアルミリムの一部がEXパイプと干渉して簡単に外せなかった。今度の新ジャッキはアップ率が良く、クリアランスを稼ぐことができて思うように外せるようになった。

良いことづくめばかりではなかった。ヤジロベーとなってしまう。
ちょっと触れた拍子にリア側が下がる。重量配分のここがちょうど真ん中らしい。エンジン下にもう1機のジャッキを当てておく。

50sのフロント側の時もそうだったが、シューのどこが、どの部分が、ドラムとキスしているかがわからない。多いに困る。パウダーを塗り、何回もタイヤを取り付けてはテストする。コスれている箇所がパウダーではとても曖昧なのだ。

しかし、パウダーで「当たり」探るのはマニアチックで職人気質っぽいではないか。この時、凡人であることをすっかり忘れていた。結果が出ず、特定箇所を見つけることがNGなため、真面目にペーパーで全体を研磨する作戦に切り替える。

何度かやっているうちに、シューのほうが走らずにスリ減ってくる気がして心配になってくる。貧乏性ですな。「当たり」を探って解消しても、はたして異音が消えるのかの確証もない。ホイール側のドラムカバーも腰据えて研磨してみた。

短時間の試走をしたかぎり、異音は消えてくれた。いつまで持続するのやら・・・

やっぱりペーパーを全体へ当てる以外になさそう。やっとなんとかコスれが解消。作業姿勢は腰に悪い。
ガスケットが切れていたことを発見。いや切れてしまった。中身は銅パイプ(板)?を締めこむことで密着させるタイプらしい。
お得用セットに入っていたアルミ製を使用することに。液状ガスケットを塗ってから組み込む。
7415km
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