ベスピーノを探せ!
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Vespa 125 ET3 Primavera
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ならぬ! ガソリン漏れ (2005.1/7)

イジり日の2日めはスタンドを交換しようと思った。
ところがだった。朝起きると床にシミ跡を発見。実は前ページの作業の際、外したガソリンホースから漏れたガソリンがキャブ室にこぼれ、溜まってタレた・・・と楽天に考えていた。

だが量的におかしいと思い、タンク下の切り替えコック部分を触るとここから漏れていることがわかる。スタンド交換どころではなくなってきたのだ。慌ててストーブを消す。夜は寒い。

コック内部にある「四つ穴パッキン」の劣化から漏れることは知識がある。スペアのパッキンも買っておいた。コックの分解は始めてだが構造は単純そのもの。


ボルト間の黒い円形の物がパッキンの「フタ」。これで想い出した。純正ミラー内部が同じような留め方なのだ。ガソリンがニジんでいたのはこの隙間から。
フタを外す。知ろうとも思わなかったが、四ツ穴(三つ穴)のどれかがONとリザーブだろう。振り分けている。
上写真のパッキンを取り去る。和タイコの絵マークみたい。

スモールベスパのタンク内にフィルターがあるのはおかしな構造だと感じる。ボクがイジってきた国産バイクはどれもコックにある。何故、タンク内部にわざわざ装着したのだろうか? この仕掛けで取り外しには専用工具が必要。

コックにあればまだメンテナンスがやり易い。設計年代のせいか? と思うと、’60年代のバイクはすでにコックだ。コックに1枚のネットも設ければ良いではないか。それだけ路面状況が悪かったのだろうか? うーん、わからん。


劣化しているかは確認できない。右が新品。入れる時にきつく感じる。ケチなボクは裏表逆にして再利用できないものかで悩む。


サイト用にたくさんの写真をIXY-Dで撮っておく。これが今回、吉と出る。本当に良かった。コックの向きがわからなくなったのだ。ONで流出しなかったり、向きがどうも違うらしい。何回か行ってやっと正常な向きのコックレバーとなる。やれやれだ。
初めての方は1番上写真でレバーが差し込まれている箇所の向き(時計の1時)にご注意。回り止めストッパーがある。

それにしてもコックパッキンを固定するボルト(ここまでマイナス!)の締め加減は非常に難しい。漏れないよう強く締めるとレバーが固くなる。弱いとパッキンから漏れる。中途半端ながら漏れずに適度なレバーの固さを探るのが難問題。

ベスパのコック部分はパッキン押さえを平面なワッシャーではなく、湾曲した物を使用していた。ようはスプリングだ。強く固定した場合、「コック穴(流出する穴)」とレバー側の「フタ」が強く接触してしまい、削ってしまうんではないか・・・?

と考え、タンク外しのこんな面倒くさいことをなんと2回も行う。


このための日が余計な作業が重なってしまった。無事にシルバー化できた。
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